マルチ勧誘編②

pupapo.hatenablog.com

の続きです。

 

10分ほどして、先輩とやらが現れた。

「こんばんわ~!!お疲れ~~!!おっなになに?めっちゃカワイイじゃ~~んww」

ホントに一息でこれくらい喋った。その先輩はみたところ20代後半から30代前半。名前は仮にTとしておく。

 

なんか書くのめんどくさくなってきたから箇条書くけど、

・SとTさんはSNS(ペアーズかなんかだろ)で出会った

・仕事で悩んでたSの相談にのってくれて仲良くなった

・Tさんはとあるサークルの運営をしてる

・そのサークルで知人友人を作り人脈を広げる

・そのサークルで飲み会やイベントがあるから来てくれ

Tさんはノリが良く、話も上手く、顔もよかった。多分サークル内で役割分担がある程度は決まっていて、こういう人当たりがいい人が営業的なポジションになるのだろう。

 

まあ結論からいうとそのイベントには行った。給料日前って感じのしょぼい料理と缶チューハイが提供されていた。その場にいた人たちはみんな目がイキイキしているようで、一周まわって死んでいるようにも見えた。新興宗教ってこんな感じなのかなとか思った。ヤバイのはわかったが、元来人一倍好奇心が強い性格なので、もう少し深入りしてみようと思った。さすがに拉致監禁とか犯罪じみたことはされんでしょwwという甘い考えもあった。しかし帰宅してから急にめんどくさくなり、Sとの約束をドタキャンし、連絡も全部無視した。あんなわけわからん集会に行くなら、合コンにでも行ったほうがなんぼかマシと思った。

 

もういよいよめんどくさいのではしょりまくりますが、年が明け、私は仕事を辞め、Sを思い出し、連絡を取り、何度か会い、最終的には勧誘されました。

 

高校の共通の友達に連絡をとったら、案の定みんな勧誘されていた。「風俗やるって言ってたよ」そんな不穏な噂も聞いた。私と会った時はSはキャバクラやろっかな~と言っていた。要するにSはすでにマルチにどっぷりだった。私に連絡をとってきた去年の11月頃にはもうグループの一員として活動していたに違いない。手始めに旧友から、という感じだったんだろう。

まあもうこれは人の勝手ですかね。傍から見ていてどうであれ、本人が納得しているなら外野が口を出すのは野暮だ。っていう感じで。

まあぶっちゃけマルチや新興宗教にはまった人間の末路は悲惨なもんだとは思うが、どうにもできないよな。冷たいことを言うようだが、勧誘してきた時点で友達でもなんでもない。カモとしか思われてないのに、身を呈して助け出すほどお人よしでもない。もちろんスッキリしないが、現実はこんなもんだろう。

 

ということでマルチ勧誘おわり。